大人気声優レーシングチーム「VART」 熱血ドライビング合宿 完全密着レポート

■2日目のメインはチーム対抗の50分耐久レース!!! その結末は……!?

 2日目は生憎の雨。今日から参加する副主将の浪川大輔さんは業界でも有名な雨男。関係者一同「雨は想定内」と諦めムードで練習がスタート。

2日目から参加したトラック以来、久しぶりにマニュアル運転をする浪川さんは関さんと共にクルマの挙動を感じてもらうためパイロンスラロームをみっちりやってもらった

 路面が濡れているからこれ幸いとクルマを振り回してスピンする練習を体験してもらう。

 ここで才能を爆発させたのは畠中くん。プロでも定常円旋回するのは難しい状況にも関わらず、駒のようにグルグルと回り周囲を驚かせた。

 本人はどうやったかまったく記憶にないみたいなんだけど、天才的な才能を披露してくれた。

激しい雨の中、定常円旋回を見つめる後ろ姿は三木さん(左)と畠中くん(右)。ドライビングスキルを習得するため眼差しは真剣だ

 今日は一日中、雨かな……と思っていたら現場に晴れ男がいた。その人は関さん。浪川さんとは逆でイベントごとがあると必ず晴れを呼ぶそうだ。

 この二人の天気バトルのおかげか昼からは雨もやみ太陽まで顔を出した。関さんの晴れ男パワーに感謝だ。

 練習の総仕上げは、チーム対抗50分間の耐久レース。今回の合宿にはVART2号機も持ち込んでいたので、2チームに分かれ本番さながらの耐久レースを体験してもらった。

以前、本誌でも紹介したがVARTには2台の86が存在する。一号機はレース用で二号機は三間監督のクルマ。VARTメンバーがいつでも練習できるようにと自腹で投入してくれた

 まず全員で予選をしてもってチーム分け。もちろんマニュアル操作が初めての関さんにも加わってもらう。ただ関さんの才能が凄くて2日間の練習でスムーズにマニュアル操作ができるようになっていたのでこれまたビックリだ。

 一号機チームは三間さん、浪川さん、関さん。三木さん、石川さん、畠中さんは二号機チームとなった。

チーム対抗50分耐久レースの一号機チーム。スタートドライバーは関さん。浪川さん、三間さんは余裕の表情だが初のスターティンググリッドでコックピットの関さんは緊張MAXのご様子

 スタートドライバーは若葉マーク・畠中さんとマニュアル初心者の関さん。本格的なスタンディグスタート方式で、信号機が青に変わった瞬間、若葉マーク畠中さんはスムーズにスタート。

 かたや関さんはエンストすること数回。練習とはいえレース形式だったので、緊張でスムーズにスタートできなかったようだ。

 ちなみに関さんが乗った一号機はクラッチがレース仕様に変更されているから、停止状態からスタートさせるのはマニュアルに慣れていても難しい。

 一号機チームは終始先行されたままレースは残り30分。両チームともにエースの登場だ。

 事実上、周回遅れ目前だが、見た目は先行している形となった三間監督に対し、三木さんも2日間の練習で最も速いタイムで追い上げ、徐々に差を縮める。

スタートで出遅れた一号機チームは二号機チームに肉薄する場面はなかったが、中盤、三間監督と三木さんのエースの座をかけた気迫のバトルが勃発! 高温多湿のコックピットで必死に走る2人に“負け”の文字はない

 さらに三間監督もファステストラップで逃げるという一進一退の攻防。残り10分を切った頃には三木さんがテールtoノーズまで追いついてきた。

 最高潮の見せ場は最終ヘアピンで三木さんがオーバーテイクを仕かけた瞬間。レースを見守っていたギャラリーも超大盛り上がった。しかし、かなり気温も高くなっていたので、二人の体のことを気遣い、ピットインさせることに。

 最終的には二号機チームが勝利して50分のレースはチェッカーを迎えた。

 熱血合宿はこうして幕を閉じたが、参加したメンバーは各々、得るものもあったようで充実した練習ができたようだ。

 次回は8・1、福島県のエビスサーキットで開催される12時間耐久レース。

 初めて走るコースでぶっつけ本番になりそうだけど、このレースは練習のために出場するので結果は二の次。12時間の練習をするつもりでメンバーのスキルアップを図るのが目的だ。

 VARTメンバーが汗まみれになって必死に頑張っている姿はとってもカッコいいので、ぜひとも間近で応援してもらいたい。

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