伝説のクルママンガ『頭文字D』の名勝負を選出した「頭文字D名勝負列伝」が、読者のアンコールに答えて復活! 今回はプロジェクトDの神奈川遠征における初戦となったRX-7とランエボVIIのバトルを取り上げる。ハイパワー4WDばかり相手してきて辟易としている高橋啓介の前に立ちはだかったのは、またもランエボだった!!
(新装版第17巻 Vol.453「ヒルクライムスタート」~Vol.463「大宮のおそれ」)。
マンガ/しげの秀一
文/安藤修也
【登場車種】
■先行:マツダ・RX-7(FD3S型)
→ドライバーは高橋啓介。ご存知、プロジェクトDのヒルクライムエース。茨城でのパープルシャドウ星野とのバトルでひと皮剥けた雰囲気がある。愛車のFDもこの神奈川遠征へ向けて馬力を向上させてきたが、足まわりのセッティングには若干苦労している様子だ。相手は今回もランエボということで、「なんでいつもオレの相手は4WDばっかりなのかね」とボヤいている(笑)。
■後追い:三菱・ランサーエボリューションVII
→ドライバーは小早川。パーマがかった頭髪にまばらなあごヒゲが特徴。ヒルクライム担当の座をチーム「246(ツーフォーシックス)」内の投票で獲得した。バトル前は「本気出していいなら負ける気しねぇんだけど…」「(FDの)ロータリーエンジンなんてもう終わってるし」と、相手をみくびっていたが、啓介本人を目にしてからは、「いい感じのオーラ出てましたよね…」と警戒を強めている。愛車は吊り下げ型のGTウイングを装着したランエボVII。
【バトルまでのあらすじ】
栃木、埼玉、茨城と制覇し、いよいよ関東最強を極めるための最後の地である神奈川県遠征へと突入したプロジェクトD。対する神奈川勢は4つのチームによる、4段構えの防衛ラインをひいた。まず最初に対戦するのは、チーム「246」。2戦以降のチームも見守る、あるいはタイム計測するなど、完全アウェイのバトルに挑むプロジェクトDに対して、その様子を見ていた246のリーダー大宮は、「オレは気に入ったよ」「小細工なしでうけて立ってやろうぜ!!」と、真っ向勝負を宣言するのだった───。
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