バトル勝利で出玉継続
ATとはアシストタイムの略で、内部的に高確率で成立する小役を押し順などによって入賞を補助する機能。本機のAT「レジェンドラッシュ」はナビに従って消化することで1G純増約2.5枚の増加が見込め、この状態が基本、40G継続する。
1セット40GのATは「秋名山ステージ」、「レジェンドバトル」の2部構成で、前半の秋名山ステージ中はゲーム数上乗せや特殊バトル突入が目標。
特殊バトル「怒りの咆哮」に勝利した場合は、上乗せ特化ゾーンを含めた3つの特典を得られるようだ。
特化ゾーンとは、ゲーム数の大量上乗せが狙える特別な状態のこと。当然、ここで大量上乗せできれば出玉増加に結び付くし、消化ゲーム数が伸びることでそのぶん、あらゆる抽選を受けられる期間が長くなる。
例えるならば、クルマの性能を高めるチューンアップのようなものである。
後半のレジェンドバトルは先述のAT継続をかけたバトルで、対戦相手によって勝利期待度が変化。
対戦相手ごとに設定された弱点役を引くことで一気に勝利を手繰り寄せられるシステムで、その弱点役はサブ液晶のメーターで表示される。
基本的に勝利で次セットスタート。敗北と思いきやの復活もある。主人公・藤原拓海はそう簡単に負けないというツッコミはなしだ。
お馴染みの個性的キャラが登場
レジェンドバトル。ここでは原作でお馴染みのキャラクターとの手に汗握る走りが展開される。
最も勝利期待度が低い、即ちAE86に乗る拓海が苦戦しやすい相手に選ばれたのは、赤城レッドサンズのナンバー2、RX-7(FD3S)の高橋啓介。原作では拓海の初対戦相手として敗れるも、「拓海を最初に負かす」との強いライバル心が故の強敵抜擢か。
妙義ナイトキッズのリーダー、GT-R(BNR32)の使い手中里毅は啓介よりも少し期待度アップ。ガムテープマッチを得意とする同メンバーのナンバー2、シビック(EG6)搭乗の庄司慎吾が、これに続く。
碓氷峠最速とも評されるインパクトブルー、シルエイティを操る真子&沙雪はそこそこの期待度。
栃木の日光を拠点とするエンペラーのリーダー、ランサーエボリューションⅢ(CE9A)に乗る角刈り金髪白バンダナの須藤京一は期待大で、この須藤は特殊バトルでも対戦相手として姿を現す。
啓介の兄であり、赤城レッドサンズのリーダー、サバンナRX-7(FC3S)を愛する高橋涼介は大チャンスキャラ的な位置付け。レジェンドバトルでの出現頻度は稀で、見事に勝利すれば突入期待枚数約1700枚を誇る「エクストラステージ」へ突入するようだ。
もちろん、秋名スピードスターズのリーダー、シルビア(S13)に乗る池谷浩一郎、拓海の同級生であるなつき、拓海の親友でお調子者の武内樹らも登場。ガソリンスタンドでのバイト風景など、原作シーンが随所で再現されている。
このほか、特定条件を満たせば発生するエピソード中は原作での名シーンが映し出されるとのこと。
新規完全映像もあり、大量出玉を得られずとも原作ファンならば各種演出だけで楽しめるかもしれないが、念のためにいっておくと低設定を打ち続けた場合は高確率で財布がバーストしてしまう。その点には注意が必要である。
なお、BGMは「SPACE BOY(2019 London mix)」、「DANCING」、「Avold」、「NIGHT OF FIRE」など全15曲を搭載。ノリノリのサウンドが、さらに打ち手を高揚させてくれる。