レーシングマシンの技術満載! メルセデスベンツの本気がMFGに上陸!! 『MFゴースト』を彩る名車列伝14 メルセデスAMG GT 編


■「R」の投入で事態は好転したか!?

 しかし、ラウンド2の予選結果は残念なことに9位。さらに決勝レースは、天候が雨となり、ハイパワーFRのAMG GT Rにとっては不利な状況となってしまう。

 大谷自身、「せっかくのGT R投入も雨に降られちゃ、むしろ裏目だったな……そこいら中で、トラクションコントロールとスタビリティコントロールが介入してきやがる」と、電子デバイスの働きにより、自由にコントロールできなくなったことを嘆いている。

 スタートしてすぐ、トヨタ 86にコーナーアウト側から追い抜かれるという屈辱を味わい、さらにレース後半は霧で視界が極端に悪くなるなど、最悪のコンディションでレースは全体的に大荒れの展開に。最終的には10位フィニッシュ。86だけでなく、アルファロメオ 4Cにさえ上へいかれてしまい、AMG GTR的には悔しさの残るレースとなった。

 挽回を期するAMG GT Rは、ラウンド3「ザ・ペニンシェラ真鶴」へと臨む。ここは超低速セクションと超高速セクションを併せ持つ複雑なレイアウトで、抜きにくいため予選結果が重要となる。AMG GTRは予選2日目に出走したが、「目標タイムの基準が見えない」と、大谷は攻めあぐねてしまう。

 予選結果はギリギリの15位でなんとか決勝レースへの切符を手にしたが、ポルシェ 718ケイマン、トヨタ 86、アルピーヌ A110が白熱のトップ争いをする熱いレース展開に絡むこともなく、決勝リザルトも15位に終わる。登場シーンもほぼなし。

 奇しくも、F1では2022シーズンから苦戦を続けているメルセデス。2014年から8年連続コンストラクターズチャンピオンを獲得してきたが、2022年の年間優勝はすでに風前の灯状態。メルセデスファンの望む結果が出ていないなか、せめてMFGでは活躍する姿を見たいと思っているのは、AMG GTのオーナーだけではないだろう。

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