伝説的クルマ漫画「頭文字D」の後継作品、「MFゴースト」のストーリーが最新作で大きく動き出す!
現代のトヨタ 86を駆るカナタ・リヴィントン(片桐夏向)が、世界のスーパースポーツを相手に、数々のバトルを繰り広げる、しげの秀一氏の最新作「MFゴースト」第11巻が、2021年5月6日に発売。手負いのカナタは果たして巻き返しを図ることができるのか? そして藤原拓海の今がついに明かされる!?
文/ベストカーWeb編集部 漫画/しげの秀一
「MFゴースト」これまでのあらすじは?
公道をクローズドコースとし、国内外の一流スポーツカーで争われる「MFG」は第3戦「ザ・ペニンシュラ真鶴」に突入。その予選で、パワーで劣る86で鬼神の走りをみせ、3位という好グリッドを獲得したカナタ・リヴィントン。
しかし、決勝前日に西園寺恋のピンチを救った際に負った怪我の影響は大きく、これがレースにも影響する展開になってゆく……。
予選3位からスタートしたカナタであったが、左ひじの痛みから思ったようなシフト操作ができない。
「2速が使えない」。あまりにも大きなハンディを背負ったカナタは奮闘むなしく、1台また1台とポジションを落としていく。
そしてレース中、解説者の秋山渉から、カナタの師でもある藤原拓海の近況がついに明かされようとする……。
カナタに起死回生はあるのか!? 秋山の口から語られた藤原拓海の近況は?
いよいよレースの中盤から終盤へ。カナタの86はシフトの制約から相変わらず下位に甘んじている。
そして、ついに秋山渉の口から“悲運のラリースト”と呼ばれる藤原拓海の近況が明かされる。ラリー競技の世界最高峰、WRCにまでたどり着いた拓海は引退後に人生の新たな一歩を踏み出していた……。
話はMFGに戻って、レースは3周目に突入。カナタの不振をよそに上位を巡る争いはし烈さをいっそう増してゆく。
このままズルズルと最下位に後退してしまうのか……誰もがカナタにとってこれまでで最も苦しい結末を、現実のものとして受け入れ始めたその刹那、カナタの内面に“ある変化”の兆しが見え始める。
ひじに抱えた痛み、シフトワークの制限、そして恋の決意……ついに動き出したストーリーが、フルスロットルで加速していく!!
■1話丸ごと掲載(第119話「秋山渉 語る」)