■連携プレーでライバルの脅威に!
そんな2人は、基本的に個人戦となるMFGにおいて、連携プレーを使えるという部分はメリット。気心の知れた兄妹だからこそ実現できる、阿吽の呼吸もある。第1ラウンド「小田原パイクスピーク」では、スタートするなり2台でシビックタイプRを間に挟んだ体勢から、前方のエキシージがフェイントをかけて、そのスキに後方の4Cがシビックのインを突くという、”サンドイッチフォーメーション”を披露。
その後も、後方から追い上げてきた86を追い抜かせないための”ブロックフォーメーション”を匂わせたり(実際にはフォーメーションを実施する前に4Cがパスされてしまった)、ロングストレートでのスリップストリーム走法など、いくつかの戦術を実施している。さらに、ほかのドライバーにはなしえない戦略がまだほかにも用意されていることが予想される。
(第3ラウンドが終了した)現時点では、トップドライバーとハイパワーマシンらに太刀打ちできず、今いちブレイクしきれていない。しかし、トヨタ 86やアルピーヌ A110といったライトウェイトマシンが上位入りをしていることから、まだまだ付けいる余地はあると思える。
はたして、シーズン終了時の神フィフティーン入り、そして望がカナタと結婚して「ヤジキタ三兄弟」になるという、兄妹の野望は叶うのか(←後者は叶わないだろう)。兄妹の過去、苗字の違う理由などとともに、気になるところである。
■掲載巻と最新刊情報
【画像 ギャラリー】ヤジキタ兄妹の愛車・ロータス エキシージとアルファロメオ 4Cを写真で見る!(8枚)画像ギャラリー