最新のスポーツモデルを一流のレーシングドライバーが操り、“頭文字D方式”で峠バトルを敢行!! 今回のバトルは新型スープラ VS BMW M2だ!
文:大音安弘
■峠バトルは頭文字D方式の超本格派
かつてビデオとDVDによる動画マガジンとして一世を風靡した「ベストモータリング」がYOUTUBEチャンネルとなって復活!
懐かしの映像から最新車を取り上げた新作動画まで幅広く配信している。有料会員チャンネルだけでなく、誰でも視聴可能な無料動画の多さも魅力で、チャンネル登録者数は、57.1万人にも上る。
その人気企画のひとつが「峠バトル!」だ。これはクローズドコースにて、2台のマシンによるガチンコバトルを行うもの。
アタックを行うのは、峠道のようなアップダウンを備えたコース内に設けられた特設区間を使用。バトルは、2台のポジションを前後入れ替えた2回のアタック走行を行う。先行(前走車)ならば、相手(後走者)を引き離せば勝ち。後追い(後走車)なら、相手(前走車)に引き離されなければ勝ちとなる。
この2回戦で勝利を収めた方がWINとなる。いわゆる峠でのバトルで使われた「イニシャルD」方式を採用しているのだ。
そのバトル舞台は、群馬サイクルスポーツセンター内のサーキットコースに設けられた全長1.5kmの特設コース。このコースは、山間部にあるため、まさに峠そのもので、細い部分のコース幅は、6mほどというのもリアルだ。
■名門チューナーによりスープラ&M2が峠仕様に
今回、紹介するのは、2019年に収録された「峠バトル」。ガチンコ対決を行うのは、「MAXスープラHKS」と「ASSIST BMW M2」といういずれも日本のチューナーが手掛けたチューニングカーだ。
1台目の「MAXスープラHKS」は、チューニングカーパーツメーカーとして有名なHKSが手掛けたもの。
トヨタとBMWとのコラボレーションで復活を果たした新型スープラの3.0L直列6気筒ターボエンジンを搭載する最上級グレード「RZ」をベースに、車高調整スプリングやマフラー、追加インタークーラーなどを追加。エンジンやコンピューターには手を加えていないライトチューニング仕様となっている。
対する「ASSIST BMW M2」は、BMW専門のチューナーASSISTが手掛けた「BMW M2」のチューニングカーだ。
元々、BMW M社が鍛えたハイパフォーマンスカーだが、そこに機械式LSD、NITRON製ダンパー&サスペンション、bootmod3のチューニングマップなどのこちらもライトチューニングだが、約20㎏の軽量化とコンピューターチューニングによる出力アップも図られているようだ。
どちらもBMWが手掛けたモデルで、3.0Lの直列6気筒ターボエンジンを搭載するFR車という共通点はあるものの、ボディサイズやエンジン仕様なども素性も異なる。
コメント
コメントの使い方