アウディが生み出した最強のミッドシップスーパーカーが吠える!! 『MFゴースト』を彩る名車列伝11 アウディ R8 編


■ル・マンウイナーとしてのプライドに期待

 第2ラウンドの「芦ノ湖GT」では、予選8位と躍動できなかったが、決勝レースのコンディションは雨! 濡れた路面ではトラクション性能がものをいう。4WDの特性を活かした攻めのレースが期待されたものの、7位走行中に後方から86が迫ってくる。三国峠では、コース取りの巧みさとドリフトテクニックでパスされてしまう。さらにR8と同じ4WDで絶好調のGT-Rとエキサイティングなバトルを展開。車体をぶつけられ、マシンを壊したくない坂本は「戦略的撤退」を決め込んで、7位フィニッシュした。

 第3ラウンドは「ザ・ペニンシェラ真鶴」。予選で振るわず9位スタートとなったあと、中段グループがバラけず、NSXにパスされてしまった。さらに、終盤にはまたもGT-Rとサイドバイサイドを繰り広げることとなり、最終的には先にチェッカーを許してしまう。この時のGT-Rの走りが物議を醸し、一旦、審議になったものの裁定はフェア。結果、11位フィニッシュとなった。

 R8は3戦を終えた時点で、前年ランキングと同じ5位につけているものの、ここまでレース中に大活躍するような場面が見られていない。ドライバーのキャラ的には、主役になる可能性は高くはないのかもしれない。しかし、世界3大レースのひとつ「ル・マン24時間レース」でウイナーに輝いたモデルとしてのプライドにかけても、このままシーズンを終えられない。奮起が期待される。

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