必見!【AE86、三菱GTOを維持するための処方箋】

■AE86オーナーに聞く、その魅力と苦労とは?

尾形 隼さん(27歳)/「土屋圭市さんのAE86がすべてのはじまりです」所有車:1986年式スプリンタートレノ GT-V、購入時期:2010年、所有年数:9年、走行距離:約29.7万㎞、年間走行距離:5000㎞、2018年の自動車税:4万5400円、購入価格:約120万円
尾形 隼さん(27歳)/「土屋圭市さんのAE86がすべてのはじまりです」所有車:1986年式スプリンタートレノ GT-V、購入時期:2010年、所有年数:9年、走行距離:約29.7万㎞、年間走行距離:5000㎞、2018年の自動車税:4万5400円、購入価格:約120万円

「ベストモータリングで土屋圭市さんのAE86を見て以来、いつか自分でも所有してみたいと思ったのが、すべてのはじまりでした」

と語る尾形さんは現在27歳。愛車のAE86は手に入れて9年というから、10代で自身の夢を叶えたことになる。

「何年所有していても飽きません。クルマに乗らなくても、何となく眺めたり、エンジンルームを開けています(笑)。現在の満足度は90%。100%でないのは、最近は乗る頻度が減っているからです」

尾形さんのAE86は一見するとシンプルだが、実は5バルブ&通称「5A-G」エンジン+クロスミッションが搭載されている。街中を走ると、おじさんたちが脊髄反射してしまうほどの快音を奏でる。

「税金やオイル代、ガソリン代などを含めた年間の維持費は15万円くらい。古いクルマなので廃番になった純正部品もありますが、それ以外はどうにかなっている状況です」

では、尾形さんが知るかぎり純正部品欠品のものとは?

「外装パネル、ウィンドウモール関係、ドアミラー、フロントバンパーなどです。メーカーには、特にクォーターのインナーパネルなどの再生産を強く望みます」

最後にAE86をこれから手に入れたい方へ、メッセージを聞いてみた。

「きちんとメンテナンスしていれば維持できます。社外パーツもいろいろ販売されていますし、AE86が好きならぜひ乗ってください」

次世代を担うAE86オーナーのひとりとして、尾形さんから発せられる言葉には深い愛情が込められている。

珠玉の5バルブ&通称「5A-G」エンジン+クロスミッションを搭載。快音を奏でる
中野修秀さん(23歳)/「親子で人生初の愛車がAE86なんです」所有車:1986年式スプリンタートレノ GT-APEX、購入時期:2014年、所有年数:4年、走行距離:約10万㎞、年間走行距離:1.5万㎞、2018年の自動車税:4万5400円、購入価格:50万円
中野修秀さん(23歳)/「親子で人生初の愛車がAE86なんです」所有車:1986年式スプリンタートレノ GT-APEX、購入時期:2014年、所有年数:4年、走行距離:約10万㎞、年間走行距離:1.5万㎞、2018年の自動車税:4万5400円、購入価格:50万円

このAE86が最初の愛車だという中野さん。手に入れるまでの経緯とは?

「人生初の愛車を探している時、知り合いの板金屋さんに入庫したのがこの個体。父親の初の愛車もAE86(前期レビンGT)で、ボディカラーまで同じなんです(笑)」

中野さんのお父さんも、感慨深いものがあっただろう。維持費については……。

「年間の維持費は約20万円。重整備を行うと費用がかさみます。ディーラーのメカニックという職業柄、供給されている純正部品に関しては入手できますが、廃番だととても大変です」

欠品している純正部品は?

「フロントバンパー、テールレンズ、リトラモーターなど。純正部品の再販をお願いしたいです。旧車を所有しているみんなの願いです!」

中野さんにとって、AE86の魅力とは?

「リトラクタブルヘッドライトであること、運転がとても楽しいことです。AE86が好きなあまり、出かける時、乗る時、降りた時の挨拶を欠かしません」

それは律儀ですね(笑)。最後にAE86を欲しい方へひと言。

「車体や部品の相場がかなり上がっているので維持にも覚悟が必要かもしれません」

ディーラーのメカニックならではのメッセージだ。将来、中野さんが父親となり、授かった子どもが大人になったら……。最初の愛車はAE86であってほしい。

次ページは : ■PART1/プロが教える、このクルマの実情、AE86編

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