【N-BOX、フェアレディZ…】個性的なツートンはいつの時代もオシャレの最前線

けっこう大胆なツートンカラー

 クープフランシュほどではないにせよ、結構大胆なツートンカラーというのもある。

 まずミラココア(現在はミラトコットがミラココアの役割を引き継いでいる)はベルトラインから上をホワイトやブラックとしたツートンカラーを設定し女性から支持を集めた。

ムーヴコンテといえばかわいいパステル調のボディカラーのイメージが強いがこんなシックな色使いの大胆ツートンカラーをラインナップしていた
ムーヴコンテといえばかわいいパステル調のボディカラーのイメージが強いがこんなシックな色使いの大胆ツートンカラーをラインナップしていた

 最近ではフェアレディZの50周年記念車に注目だ。

 フェアレディZの50周年記念車のツートンカラーは①ボンネットやバックドアも含めたボディ上部とドアに付く2本のラインがブラック、そのほかの部分がシルバー、②ボンネット、ピラー、バックドア、ドアに付く2本ラインがレッド、そのほかの部分がホワイトという2つが設定される。

2020年3月までの期間限定で販売される50周年記念車。おススメはホワイト×レッドで、これにはZの柳田氏もビックリ! 価格は466万6680円(消費税8%時)
2020年3月までの期間限定で販売される50周年記念車。おススメはホワイト×レッドで、これにはZの柳田氏もビックリ! 価格は466万6680円(消費税8%時)

 昔のレーシングマシンのカラーリングをオマージュして現代風にアレンジという点でカッコいい悪いは別として意欲的な『作品』に仕上げられている。

 個性的といえばジューク。スタイルの好みが大きくわかれる点はともかくとして、スタイルを楽しむ面もあるスペシャリティなSUVだけに、ツートンも強烈なインパクト。

 ボンネットやルーフがグレー、そのほかの部分がオレンジ、ボンネットとルーフがシルバー、そのほかの部分がブルーとなるツートンカラーが設定される。

個性的なデザインが魅力のジュークはボディカラーにも遊び心がある。インパクト抜群のツートンカラーの販売比率は両カラー合計で約3%(2019年7月の販売データ)
個性的なデザインが魅力のジュークはボディカラーにも遊び心がある。インパクト抜群のツートンカラーの販売比率は両カラー合計で約3%(2019年7月の販売データ)

 またジュークにはドアミラーやヘッドライト周り、インテリアのパネルなどをイエローやレッドなどのアクセントカラーにできるパーソナライゼーションと呼ばれる仕様も設定されており、こちらでも人とは違った雰囲気を楽しめる。

 本項の最後は現行スマートフォーツーとフォーフォーだ。この2台はピラー、ルーフ、リアフェンダー、サイドシルとそれ以外の部分を塗り分けたツートンカラーをラインナップしており、未だに新鮮さを感じるスマートにはよくマッチしている。

 またフォーツー、フォーフォーともにツートンカラーのオプション価格が税込3万5000円と非常に安いのも大きな魅力だ。

スマートは旧型時代からボディカラーにこだわりを持っていて原稿モデルでも踏襲。見ているだけで楽し気で元気を感じるツートンが素晴らしい
スマートは旧型時代からボディカラーにこだわりを持っていて原稿モデルでも踏襲。見ているだけで楽し気で元気を感じるツートンが素晴らしい

スズキの独創性が凄い

 独創的なツートンカラーを時おり出すのがスズキである。

 1台目は現在ハスラーに設定されるタフワイルドだ。

 ハスラータフワイルドはAピラー、ルーフ、リヤクォーターパネルをブラックに塗るという今までなかったツートンカラーで、発売初期は特にツートンカラーをアピールしたハスラーらしい発展ともいえる。

日本車でツートンカラーの代表選手であるハスラーに2018年7月に設定された特別仕様車のタフワイルドはリアのブラック部分の配置具合が斬新
日本車でツートンカラーの代表選手であるハスラーに2018年7月に設定された特別仕様車のタフワイルドはリアのブラック部分の配置具合が斬新

「なんでここだけ違う色?」のボスキャラが現行のアルトの初期モデルに設定された、バックドアだけがグレーとなるツートンカラーである。

 このツートンカラーはアヴァンギャルドな以前に街で見ると「このクルマ、バックドアを壊したからとりあえず未塗装のものを付けたのか?」と感じることが多い、ちょっと恥ずかしい想いをするものであった。

 魅力的に映った人は少なかったようで、現在は残念ながらラインナップ落ちしてしまった。

2014年12月にデビューした現行アルトにはハッチゲートがグレーのモデルがラインナップされていたが評判はイマイチ。しかしこのチャレンジ精神がスズキのクルマをオモシロくする
2014年12月にデビューした現行アルトにはハッチゲートがグレーのモデルがラインナップされていたが評判はイマイチ。しかしこのチャレンジ精神がスズキのクルマをオモシロくする

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