かつての伝説であり夏向の師匠のその後とは!? 『MFゴースト』を彩る人物列伝13 藤原拓海 編


■弟子である夏向の評価と夏向の拓海への想い

 なお、ラウンド2「芦ノ湖GT」以降、メカニックの緒方をアシストする形で、チーム夏向に名エンジニアとして知られる奥山広也が加わっている。彼は『頭文字D』で藤原拓海のバトルした人物だが、夏向を評して曰く、「天才と言われた藤原拓海が育てたあの若者は…まちがいなく師である藤原を超えるスケールの天才ドライバーだ」と。さらに、拓海の頑固さとストイックさが夏向に受け継がれていることも語っている。

●夏向を新たに支える名エンジニアは藤原拓海のかつてのライバル!! 『MFゴースト』を彩る人物列伝07 奥山広也 編

 このラウンド2の予選では、MFGファンやMFG関係者らの度肝をぬく驚愕の走りを見せた夏向。先輩である相葉から「あんなドリフトどこで覚えた?」と聞かれると、「ボクの先生はドリフトのマスター(達人)で……まるで神業のようなドリフトを駆使します」と拓海について語りだす。

 休日に二人で過ごした思い出や特別に目をかけてもらっていたことなどを話し、「ボクには父親がいないので…先生のことを本当のファーザーみたいに感じてしまう時もありました」と拓海へ対する愛情のような想いまで吐露するのだった。

 『MFゴースト』は藤原拓海の意思と技術を受け継いだ片桐夏向の物語である。MFGの年間レーススケジュールはすでに決まっているし、ここに夏向のバトルとドライバーとしての成長、恋愛などを当てはめていくと、どうしてもページ数は限られてくる。このような制限があるなかで、はたして作中に藤原拓海が姿を現すことはあるのか。まさに神(作者)のみぞ知るところである。

 もし登場するなら、ストーリー展開にもよるが、夏向の先生として、すでに”終わってしまった”ドライバーとして登場するのだろうか。いや、そう決めつけるのは性急過ぎるかもしれない。もしかしたら、ステアリングを握ってクルマを走らせる姿を見せつけ、『頭文字D』ファンの心を揺らしてくれるかもしれない。かつて拓海の父親である文太が、拓海の前に立ちはだかったように。

■掲載巻と最新刊情報

【画像ギャラリー】藤原拓海のかつての愛車、トヨタ スプリンタートレノ(AE86型)を写真で見る!(4枚)画像ギャラリー